
春ですね。
卒業式のシーズンですね。
我が家もジックンとさんちゃんが卒業式を迎えます。
小学校5年生で不登校を経験し、マスクをしながら小6の1年間登校。
中学1年生は慣れるまでが大変でしたが、この受験シーズンを無事に乗り越え、元気に卒業式に出席をしました。
さんちゃんは現在も不登校中。
小学校5年生から不登校になり、6年生の1年間、家にこもり明日の卒業式を迎えます。
同級生が、
「式に出られる様に朝迎えに行こうか?。式に出られなくても内内で卒業ランチ会をしようよ。」
ってさんちゃんにラインでお誘いをしてくれている様なのですが、
さんちゃんは
「式には出ない。卒業証書は、宅配で送って欲しい。」
なんて事を私に話しています。
(要は卒業証書をもらいに学校へ行くのもいやって意味なんですけどね。)
お誘いをくれているお友達は、1歳からお付き合いしている幼馴染達。
引っ越しにより学区が変わり、中学からは別々の道を歩みます。
(ちょっとカッコよくかけた。(笑))
さんちゃんがお友達とのランチだけでもいければいいのになぁ。
って母は歯痒く感じます。
私は担任の先生と話し合い、卒業式は欠席としました。
さんちゃんと私は、卒業証明書を頂きに夕方学校へ行くことになりました。
卒業式の前日、さんちゃんへ卒業文集が届きました。
私が文集を読んでいて、感じた事があります。
さんちゃんは学校にいて、自分がわからなくなっちゃったのかもなって。
私自身が、自分育てを全くしてこなかったので、分からない気持ちが沢山あって、子育てに支障をきたしているという事を感じています。
さんちゃんも自分育てがちょっと中途半端になってしまって、周りの子達の自我がどんどん成長する中、『自分とは』という感覚に迷いが出てきなかなぁと思います。
(誰でもある事なんでしょうけれどもね。。。)
アダルトチルドレンで母親で、子育てに困っているお母さんがいらっしゃったら、こんな気持ちや子供からのこんな質問、困っていませんか?を共有すべく、今日の記事を書いてみたいと思います。
(そういう気持ちに気が付くことが辛い状態の方は、今はまだ読まない方が良いかと思います。)
アダルトチルドレンの治療法に、自分が自分のお母さんになって、子供の自分を慰めたり抱きしめたり励ましたりすると癒されると書かれています。
でも、私には、小さい子供もお母さんの自分も感じられません。
そもそも自分という存在感が良くわからないのです。
(外見的には全くそう見えないと思うのですが。(笑))
子供が不登校になって、教育相談室へ通う事になった時、私がカウンセラーさんへ発した一番最初の言葉が「私は育ててもらっていない(怒)」でした。
その時、どうしてそんなことを言ったのかはわかりませんが、この言葉の意味は、
「私は親に自分育てはしてもらっていない。自分で体張って生き抜いてきたんだ。育て方なんてわからない。私にはできない。困っているんだ。助けて欲しい。」
っていう事が言いたかったのかなって思っています。
(あれっ?なんか他人事(笑))
不登校になった子供達。
子供達は自分育てを家でゆっくりできるようになって、本音で私に話をしてきたり、質問してきたりします。
そうすると答えられない事が沢山あったりします。
でも、そのおかげで、自分に欠けている感覚や感情に気づくことができました。
アダルトチルドレン兄弟喧嘩の気持ち
ジックンが私へ共感を求めて訴えてきます。
「お母さんさ、子供の時こういう気持ちあったでしょ?
兄弟げんかで超ムカついた時とかどうしてたの?
っていうかチョーーーーームカつく気持ち、わかるでしょう?」
って。
長男君にも言われました。
「あのさ、他人は嫌なところとかあっても、まっ、他人だしって割り切れちゃうけれども、家族とか兄弟とかって腹が立って物凄くムカつくのに、他人の様に整理が付けられないこの気持ちの難しさ。お母さんわかる?ね!わかるよね?」
って。
私が子供達に「ごめん。お母さん いまいち そういう気持ちがわからない。」
って話すと。
子供達は「えっ?!」ってビックリすると同時に
「お母さんに話してもダメなのか。」ってちょっと悲しげな顔をします。
子供に言われて気が付きました。
私は兄弟喧嘩をしてきていない。
なぜなら、私は母親役と父親役の両方を担ってきていて、兄弟という横のつながりで兄弟と関わってきていないから。
私は親の立場で物事を考えていました。
親の立ち場で兄弟と接してきていました。
母親はいつも父親を責めたり、父に文句ばかり言っていました。
すると父は「お母さんが困るから言う事を聞きなさい。」と私に言います。
だから私は、お母さんを助けなくてはなりませんでした。
家事を任され、兄弟の世話を任され。
母から責められている父を見て、私は父を可愛そうに感じ、父の事も助けてあげないといけないと思う様になりました。
だから、兄弟喧嘩とかっていう感覚がないんです。
子供の言葉に、
「ああ、私ってそうやって育ってきたんだ。」
って妙に納得してしまいました。
お母さんは何が好きなの?
「ねぇねぇお母さん、お母さんは何が好きなの?」
最近私は子供達から良くこの言葉をかけられます。
そうすると私の心はザワツキ、不覚にもポロポロと自然と涙がこぼれてしまう事があります。
「お母さんにはそれが一番わからないーー。」って。
子供って私達親の事を本当に良く見ているなぁって思います。
カウンセラーさんにも「痛いところを見透かされましたね。」
って冷静に言われました。
ハハハ。
子供の頃の私は、きっと忙しかったのでしょうね。
(やっぱり他人事 (笑))
お母さんを支えてあげなくちゃいけなくて、お父さんを助けてあげなくちゃいけなくて。
だから自分の好きな事を考えている暇はありませんでした。(きっと)
ずっとずっとその事に蓋をして生きてきたので、
今更「好きな事をやっても良いよ」って言われても、分からないのです。
いや~。困りました。
その事に気が付いた時、とにかく悲しくて悲しくて、どれだけ泣いたでしょうか。。。
あまりに直ぐに泣けるので、気が済むまで、泣ききるまで泣けるだけ泣こうと思いました。
(因みに泣くってとってもいいことらしいですよ。
泣ける人は成長の進みが早いって聞きました。
泣くって感情表現の1つですものね。)
そして今もずっと探し続けています。
私って何が好きなのかな?
本当は何がやりたいのかな?って。
ここに絡んでくるんだなって自分でも思うのですが、
私には安心感っていう感覚がない!っていう事にも気が付きました。
というか、この年になるまで安心感という言葉を知らなかった!!
っていう事に気が付きました。
それくらい、家の中がドタバタしていて、落ち着かなかったっていう事なんでしょうね。
要は、安心しておちおち寝てられねぇぜ!
ならぬ
安心しておちおち自分育てもしてられねぇぜってやつですよ。(笑)。
アダルトチルドレンにはわからない反抗期の気持ち
中学3年生のジックン。
今彼は私に絶賛反抗期中です。
急に私に甘えてきたり、頼ってきたかと思えば、一瞬で身をひるがえして毒づいてきたり。
まっ、本音で気持ちを話せるようになっていることが何よりです。
毒づけるって事は、
「僕がお母さんに死ねっていっても、お母さんは僕を見捨てたり突き放したりしない」っていう確固たる保証があるから毒づけるんですよね。
(やっとそういう感覚が分かるようになりました。)
子供から直接浴びせられる言葉の反発攻撃は、とっても痛いところをガンガンついてくるので、ハッキリ言ってムカつきますが(笑)、親子の絆があるからこそできる事。
子供が通っていた幼稚園の先生が、
「子供が成長して思春期にちゃんと反抗期が来たら、お赤飯を焚いて喜びなさい。それは子育てが成功している証ですよ。」
って話してくれたことがありましたが、今になってその意味が良くわかります。
パート勤めをしていた時、会社の先輩に、
「あなたは反抗期がなかったの?」って聞かれました。
そうなんです。
私、反抗期ってなかった気がする。
「多分。。。」というと。
「えっ?なんで?信じられない?親が頼りにならなかったの?」って聞かれました。
そう!これです。
私の中に誰かを頼るという感覚もいまいち薄い。
親が頼りにならないから、自分で何とかしなきゃ。
自分一人で生きていかなきゃ。
って思い込んでしまった様です。
私にとって親は助けるもので、迷惑をかけてはいけない。
私が反抗なんかしたら、家の中が壊れちゃう。
私が家を守らないと。
なんとかしないとって。
(うわっ。典型的なアダチルちゃん)
という訳で、私 反抗期できませんでした。苦笑。
アダルトチルドレンにはわからない親子の関係性
私は、子供の不登校をきっかけに、子供の事が知りたくて独学で結構一生懸命勉強をしました。わからない事が怖かったし、親として子育てに責任を持ちたかったし、原因をしりたかった。
教育相談室へ行くようになり、子供への対応を変えて下さいと指示され、コミュニケーションの方法を変えてから、恐らく子供との関係性は格段に良くなったと思われます。
でも、それがゆえに今 私が一番わからなくて困っている事があります。
それは、子供が私を慕ってくれている事が実感として良くわからないという事です。
カウンセラーさんから
「あなたのお母さんとあなたとの関係性と あなたと子供達の関係性は違います。子供達はあなた自身を必要としていますよ。お母さんが料理が下手であろうが、できない事が沢山あろうが、そんな事関係ないんです。お母さんがいいと言っていますよ。」
正直言うと、私は親から逃げたかった人で。
親を慕う気持ちが愛着がわからない。
困った。。。
子育てって難しい。
でも子育って楽しい。